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[横浜の福祉用具]

2025年11月23日

お風呂場で起きやすい“ヒヤリハット”と対策ポイント

お風呂は1日の疲れを癒してくれる大切な時間ですが、実はご家庭の中でも「事故や転倒」が起こりやすい場所のひとつです。
特に高齢の方にとっては、わずかな段差や濡れた床、立ち座りの動作が大きな負担になることもあります。

そこで今回は、前回から引き続き浴室にピックアップした実際によくある“ヒヤリハット”と、今日からできるかんたん安全対策をまとめました。

@ 洗い場で“滑りそうになった”
お風呂場で最も多いのは、床が濡れて滑りやすくなっているケースです。
「片足を引いたときにズルッ…」「イスから立つ時にバランスを崩しそうに…」といった声は少なくありません。

● 対策
•滑り止めマットを敷く
•浴室イスは、ゴム脚のしっかりしたものに変更
•お湯で床を温めすぎず、乾きにくい状態をつくらない


福祉用具では、高さ調整できて安定した浴室用の椅子があります。
立ち座りがグッと楽になります。


A 跨いだときに“バランスを崩しそうになった”
浴槽の「またぐ動作」は、高齢になると一番負担が大きい動きです。
「足が上がらない」「つかまる場所がない」という理由で転倒につながりやすい場所でもあります。
● 対策
•浴槽用手すりを取り付けて、つかまる場所を確保
•またぎ高さを低くできる浴槽台を使う
•出入りの動線に滑りにくいマットを配置

住宅改修で手すりを設置や福祉用具購入やレンタルなど様々な対策ができます

B 入ってすぐ“立ちくらみがした”
冬場は浴室の温度差が大きく、ヒートショックによる立ちくらみ・ふらつきが起こりやすくなります。
● 対策
•入浴前に脱衣所を暖める
•浴室の暖房や暖房機能付き換気扇を活用
•洗い場での立ち上がりには手すりや浴室イスを利用


入浴前の“ほんの一手間”で予防できます。

C イスからの立ち上がりで“ふらついた”
浴室イスが低すぎたり、足の力が弱っている場合に起こります。
● 対策
•高さ調節できる浴室イスへ変更
•立ち上がる位置に手すりを設置
•座面の滑りにくさをチェック

福祉用具の浴室イスは、座面がしっかりしており、立ち上がりがとてもラクになります。

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まとめ
風呂場の安全対策は“少しの工夫”で大きく変わります
「まだ大丈夫」と思っていても、ヒヤリとした瞬間は危険のサインです。
福祉用具を活用すると、負担を減らしながら安全に入浴でき、ご本人もご家族も安心して過ごせるようになります。

お家のお風呂場で気になることがあれば、いつでもご相談ください。
実際にご自宅の環境を見て、最適な用具をご提案します。

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